建築物における快適性シミュレーション(CFD解析)
建築物における快適性シミュレーションは、SAOが提供する専門的なエンジニアリングサービスであり、実際の運用条件下における温熱快適性および**室内環境品質(IEQ)**を評価・検証することを目的としています。
本サービスは、オフィス、ホテル、商業施設、病院、高品質建築物など、利用者の快適性と健康が重要視されるプロジェクトに適しています。
快適性シミュレーションの目的
CFD(数値流体解析)を用いることで、SAOは以下の評価を行います。
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**居住域(Occupied Zone)**における温熱快適性の評価
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室内温度分布、気流速度およびドラフト発生リスクの確認
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外気導入および換気性能の検証
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デッドゾーンやショートサーキットなどの潜在的問題の把握
これにより、HVAC設計が計算上だけでなく、実際の使用条件に適合していることを確認します。
適用基準
設計および解析は、以下の方針に基づいて実施されます。
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ベトナムの関連法規・基準(QCVN、TCVN)を遵守
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国内基準に詳細な規定がない項目については、ASHRAE基準を参照
主な適用基準は以下の通りです。
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ASHRAE Standard 55 – Thermal Environmental Conditions for Human Occupancy
温度、気流速度、湿度、PMV/PPD指標に基づく温熱快適性評価。 -
ASHRAE Standard 62.1 – Ventilation for Acceptable Indoor Air Quality
換気性能、外気分配および室内空気質の評価。
快適性評価におけるCFDの役割
CFD解析は基準そのものに代わるものではなく、
基準適合性を技術的に検証するためのツールです。
1つのCFDモデルを用いて、以下を同時に評価することが可能です。
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ASHRAE 55に基づく温熱快適性評価
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ASHRAE 62.1に基づく換気性能評価
解析結果は居住域を中心に評価され、実際の利用者体験を的確に反映します。
プロジェクトにもたらす価値
SAOの快適性シミュレーションサービスにより:
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HVAC設計品質の向上
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運用開始後のリスク低減
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技術資料における透明性と信頼性の向上
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国際的なデベロッパーおよび設計者の要求への対応
が可能となります。